Xの中核をなしている光合成細菌は,条件次第では粘土に混ぜて1200°C以上でセラミックス化しても,そのセラミックスから再度,光合成細菌を取り出すことが可能であり,ガンマー線やX線や紫外線を光合成のエネルギーとして活用し得る力を持っています。放射能で汚染された土壌や海,または原子炉から出た放射能汚染水に栄養源となる有機物を添加して培養すれば,光合成細菌はエネルギーレベルの高い放射性元素をキャッチし,エネルギー源として活用するようになります。
紹介した文は,EM を提唱している比嘉照夫氏が本に書いたりしゃべったりしていることをピックアップしたものです。
これが本当なら,Xは爆発的に売れ,みんな助かっているはず。
しかし,そんなことは起きていない。
よって,Xには上のような効用はない。
Xをコンクリートに入れると,300年もつことが実証されている。
Xもコンクリートも300年前からあるものではない。
300年よりも短い時間で「実証」することは不可能。
よって,上の主張はウソである。
lp.kobayashi.co.jp/seihin/lt/dk/yasai_kouso02/
失礼いたします。 リクルートPR情報のメルマガ「リクルートIDニュース 2016年10月07日配信号」で貴社製品の『野菜と酵素』の広告を頂きました。
拝読しましたところ,広告には,「朝すっきりしない」,「なんだか最近元気がでない」,という身体の不調や「ほぼ毎日お酒を飲んでいる」,「喫煙している」といった生活習慣の不安について例示がありますが,「野菜と酵素」を飲むと,これらの不調が改善され,あるいは飲酒や喫煙の害を軽減できると理解してよろしいのでしょうか。
以上について教えていただけると幸いです。
読書や人との対話では,行間を読むことは大切ですが,広告を読むときには危険です。
酵素系の健康食品には問題が大ありなのですが,今回は取り上げません。 (要望があればお話します)
病気の「毒」を同種の「毒」で治す
アコナイト(トリカブト)の根をつぶして薄めたレメディーを飲む
原液を100倍に薄める操作を繰り返す
www.drzimmermann.org/all-about-homeopathy
ふつう,30C や 50C のレメディーが用いられる
6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
1回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
2回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
3回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
4回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
5回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
6回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
7回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
8回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
9回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
10回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
11回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
12回め:6 000 000 000 000 000 000 000 000 個
13回め:0.06 000 000 000 000 000 000 000 000 個
0.000 000 000 000 000 000 000 000 000 000 000 0006
溶かしてあったトリカブト毒(アコニチン)の分子はなおさら残っていない。。
もちろん,これくらいうすめれば,まったく毒性の心配はなし。薬にもならない。
それでも,かき混ぜて 1 mL すくってみると,30 個ほどのアコニチン分子が入っている勘定。
さて,レメディーの中には1分子のアコニチンも入っていない。何らかの効果は?
トリカブトの毒をうすめても,トリカブトの「霊的・神秘的な波動」が残って,治療の働きをするのです。
1755 - 1843: ザムエル・ハーネマン(医師でホメオパシーの提唱者)
1784年に医師をやめて著作活動に従事
1796 | ジェンナー, 種痘法の創始 |
---|---|
1807 | ハーネマン, ホメオパシーを提唱 |
1811 | アボガドロ, 分子説 |
1837 | ベルセーリウス, 発酵と触媒反応 |
1839 | シュワン, 細胞説の確立 |
1858 | フィルヒョー, 細胞病理学の体系 |
1861 | パストゥール, 自然発生説の否定 |
1867 | リスター, 石灰酸による消毒法の提唱。病院や出産での死者激減 |
1876 | コッホ, 炭疽菌の培養 |
1881 | パストゥール, 炭疽病ワクチン |
1898 | 志賀潔, 赤痢菌の発見 |
1929 | フレミング, ペニシリン |
1935 | スタンリー, タバコモザイクウイルスの結晶化 |
1951 | ポーリング,コリー, タンパク質のα-ヘリックス構造 |
1953 | ワトソン,クリック, DNAの二重らせん構造 |
科学的な実証にもとづく医療の前に,経験的な知識で行われてきた医療(ややあいまいな分類)
効果が疑わしい代替医療の例:ホメオパシー,マクロビオティック,〇〇デトックス,オーリングテスト,酵素栄養学,・・・
代替医療でも通常の標準治療といっしょに使われるものがあります。
代替医療の効果が科学的に実証される中で標準的な医療に組み込まれていくものもあるでしょう。
乳酸菌や酵母,光合成細菌など,どこにでもいる微生物の集まり。特別な微生物ではない。
www.em-seikatsu.co.jp/em/category/detail.php?id=24
EMを信じる人は住民運動の中に少なくない。川や湖の水質汚染対策に有効だと思っている。
以下,2013年に東京で開催された EMフォーラムにおける飯島明子先生(水底生物の生態系の専門家)の講演資料をお借りして, その問題を考えます。
www.emro.co.jp/em/science/water_disposal/
農業分野でのEM使用は1990年代に一時飛びついた人もいたが,すぐにすたれた。効かないものは使われない。
“北朝鮮 食料問題を解決し、EM技術のモデル国家を目指す:1997年から国家規模で本格的なEM農法が導入されている。EM技術のおかげで農作物が洪水や干ばつに耐え、病害虫にも強くなることが確認されている。”(比嘉照夫「21世紀は北朝鮮の時代」)
みんな知っているとおりです。
2016年7月19日朝のNHK名古屋放送のローカルニュース:名古屋の堀川を浄化するための子どもと住民によるEM団子投入のイベントを好意的に紹介
togetter.com/li/1001855
韓国で書かれ,日本語訳が2009年に発行された科学マンガ: 「新型ウイルスのサバイバル 1 生き残り作戦」 (かがくるBOOK 科学漫画サバイバルシリーズ)
農業分野での EM の使用は一過性におわり,国家的な大失敗さえ起きた。もうだれも EM を使って農業をしようとは思っていない。 もちろんコンクリートが300年もつといった話は,最初からだれも相手にしていない(引っかかって詐欺と怒る人が出たほうがよかったかも)。
しかし,水環境の美化・浄化については,あいかわらず各地で EM 団子の投入が行われている。どうしてそういうことになるのだろうか。
年に一度,子どもたちと地域の人たちが集まって川を清掃する行事が始まった。活動は地元新聞にも紹介され,何年も続いて行われるようになった
ある年の清掃行事の最中。みんながんばって草取りをしたり,どぶさらいをしているところ。
みんなの善意 + EMを信じ込んでいる善意の人
⇒ 運動はまちがった方向へ
EM がビジネスとして販売の拡大を図っていることも忘れてはいけません。
青森市内を流れる沖館川では,都市の排水の流入で汚れた流れをきれいにするために,小中学生や一般市民による浄化活動が始まり,NPO法人「沖館川をきれいにする会」が EM 団子の投入を行ってきた。しかし,その効果についての疑念をもつ人たちの指摘により, 2013年から,EM の投入が中止された。
沖館川をきれいにする会では、川を望む土手の遊歩道の除草や河川水の浄化活動に取り組んでいます。 浄化活動では、毎年7月の「海の日」に「全国一斉EM団子・EM活性液投入~EMで海・河川の浄化~」(U-net 主催)に平成24年度まで当会も参加してEM菌を川へ投入してまいりましたが、平成25年度以降、会としてはEM菌を活用しての活動は行わないことと致しました。
理由 : EM菌の活用については賛否両論があり、会として現状で可否の判断ができないため。
会としては、平成25年度以降EM菌を沖館川へ投入する活動はしておりませんが、これ以降も活動しているのではないかとの問い合わせがあり、その都度役員を招集して確認し回答しております。 また、会員が個人的に投入活動に参加する場合でも、河川管理者の許可を得た活動であることの確認を行なうことを義務付け、会の活動に支障を及ぼさないようにと念押ししております。
okidategawa-kirei.hp-aomori.jp/
大メーカーもこんな感じ。中小のメーカーは数知れず
基本,これだけ押さえておけば大丈夫です。
質問をどうぞ。何でもわかっている限りお答えします。
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Set data-state="something"
on a slide and "something"
will be added as a class to the document element when the slide is open. This lets you
apply broader style changes, like switching the page background.
Additionally custom events can be triggered on a per slide basis by binding to the data-state
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Reveal.addEventListener( 'customevent', function() {
console.log( '"customevent" has fired' );
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