85!doctype html> 消費者ネットとうほく講演会 2023/10/14

消費者ネットとうほく講演会

2023/10/14

ニセ科学と消費者問題

小波😀秀雄

🐳

大阪市が乗った実証実験
「水と空気から人工石油」

水と大気中のCO2等から生成する人工石油(合成燃料)を活用した実証実験を支援します

ひと目であやしいと思うべき案件😡

大阪府、大阪市、大阪商工会議所で構成する「実証事業推進チーム大阪(以下「推進チーム」という。)」は、 サステイナブルエネルギー開発株式会社が実施する実証実験を支援します。

 同社は、本市が実証フィールドとして提供する花博記念公園鶴見緑地において、水と大気中のCO2等から生成する人工石油による発電システムの構築に向けた実証実験を実施します。(2023年1月10日)

実施内容(大阪市HPより)

  • 特殊な光触媒を用いて水と大気中のCO2からラジカル水(一酸化炭素と水素を含んだ化学反応を起こしやすい活性化水)を作り、ラジカル水に種油と空気中のCO2を混合し、合成燃料を生成
  • 生成した合成燃料により発電機を稼働させ、電気自動車へ充電
  • 合成燃料により発電した際に排出される硫黄酸化物等の大気汚染物質が、化石燃料の場合よりも減少することを確認するとともに発電能力の安定性を検証
  • 特殊な光触媒を用いて、水と大気中のCO2からラジカル水を作り、大気中のCO2と種油(軽油、重油、灯油など)を反応させることで、種油と同じ組成である合成燃料を連続的に生成することができます。(種油は、初回のみ鋳型として使用するだけで、2回目以降は、合成燃料を種油の代わりとして使用できる。)
  • 合成燃料は、大気中のCO2を炭素源として生成されることから、化石燃料と違ってカーボンニュートラルな燃料として期待されます。

 今後も推進チームでは、大阪における新たなビジネス創出など環境・エネルギー産業の振興をめざし、実証支援の取組を進めていきます。

ニッポンの救世主⁉「人工石油」の実験が大阪でスタート
テレビ大阪ニュース

https://www.youtube.com/watch?v=FOJEUmiZSao

コメント欄は驚嘆の渦

素晴らしい❗️ただ、技術者や技術を抜かれない様にしっかり防衛して下さいね😅 改革だ!そしてとっても面白い!! SDGs12.2番に最も相応しいプロジェクトになりそうだね。 こんなスゴいことが行われているのにあまり話題になってないのはなぜ? 利権に潰されんでくれよ…マジで 素晴らしい!日本の技術力で輸入せずに新たな資源を作り出し続けてほしい。 予言します。これを作った人は消されます。 工場作って石油の大量生産してほしい 日本が海外の石油を買わなくてもいいくらい 既得権益群と仲間達が横やりを入れるかも知れないが、「できるかも知れません」ではなく、是非とも実現して欲しい。この資源小国で。 大量生産できるようになれば革命ですなこれは。 この技術はすごい。でも石油利権との衝突が心配ですね。 値段を吊り上げ過ぎたから、遂に日本が開発始めちゃったよ、、、(アラブ系産油国の恐れていた事態) 凄すぎです。 これ成功したらえぐいな。 これはすごい……!! すげ〜 欧米の既得権益層に邪魔されそう。 すげえ! これもまた利権で潰されるんだろうな 本当ならエネルギー業界がひっくり返るよ凄い もし人工石油が日本で実用化すればエネルギー資源の乏しい・海外に依存する我が国にとってはエネルギー安全保障の観点から見ても大きな切り札になりますよね。 早く家庭レベルで普及すればいいな 新エネルギーは大きい話題から始まって自然消滅…………になりがちだからね。ぜひこれが使えるものであってほしい。 こりゃEV化を推し進める派閥にとっては最悪な話だから揉み消されそう…。どうか消えることなく世界に広まって車の未来を守ってください しかも石油税かからないから最強 凄く魅力的だが、一般家庭で運用するには高過ぎるな。 実用性あったら世界の情勢変わるくらいデカイ話だからアラブの石油王に消されないように気をつけてください これはすごいわ! 気になるのは、これでつくったとして石油関連の税金はどうするの? 国税が把握できないのは嫌だからと自家酎造を密造酒として酒税法違反で捕まえるのと同じような現象が起きる気がするんだが 既存の燃料の利権団体に潰されそう… 技術流出だけには気をつけていただきたい… 利権持ってる人に潰される未来が見える めちゃくちゃ凄い! 人口石油!?実現したら超超超凄い😂 あんまニュースにするとCIAに爆破されちゃう これノーベル賞級じゃないの? 日本の未来をつくる技術ですね!🇯🇵🗾海外に安易に技術を出さずに守りたいですね。 実用化を一日も早く希望します。同時に技術を他国に奪われないようにしてください。日本がこの技術で生産したものを輸出する国になればいいのですけどね。そんなに甘くはないだろうが、日本国内の90%超の輸入しているエネルギー資源が全て自国で賄えれば、今の日本の経済は爆発的に変わることができるようになるでしょう。 すごすぎる(⁠゜⁠o⁠゜⁠;) 水と二酸化炭素って炭酸水やん。

少数のさめた疑問

光触媒を働かせる一次エネルギーが何なのか分からない  これ、本当なのか?エネルギー保存の法則とは、、  この装置を動かすための電力を作る段階でCO2ニュートラルとは言えないのでは?  この人工石油を熱エネルギーへ変換(つまり燃焼)する効率はどの程度なのか? (軽油の1/10の価格でも、熱量が1/10未満なら結局割高)  松根油みたいにならないといいねぇ。  旧日本海軍なら騙せるぞ!  戦前か戦中に水から石油が取れるって軍の前で披露して詐欺だったことがあるような… 二酸化炭素から!?  作るのに電気使うはクサ  その電気作るのに火力発電じゃなくてもアホみたいに資源いるかもね 装置が小さすぎて人工光合成をしているようには見えない  え嘘でしょなんかトリックというか落とし穴というかだがしかし実は致命的なデメリットが的な。   この装置を作った会社が装置を売ろうとしている時点で、生成された人工石油は色々と効率が悪いのではと邪推される。  水とCO2で出来てるのに、なんで酸素ボンベあるんだろうな。 種油とは何?  炭酸水使って作る燃料が炭酸水より安くなる不思議な技術。 なんか怪しい 冒頭の発電機を使っての電気自動車への充電だが、この装置を動かす電力をそのまま電気自動車へ充電した場合との比較データは無いのか? (永久機関は不可能なのだから) 

アイティー技研:今中忠行名誉教授が設立した会社

装置の概要

エネルギーと物質の流れをみる

エネルギー的に反応は進行しうるのか? ー サイトの反応式を検討する

酸素を紫外線でオゾンにー吸熱 (I)

「活性化されたラジカル状態」へー吸熱(II)

炭化水素(石油)の生成 ー発熱 (III)

反応 (I),(II)は外からエネルギーを加えて進む。反応(III)は適切な触媒があれば進む可能性 (III)

今中氏の反応系には問題が多い

  • 反応(I),(II)の必要なエネルギーは外から光として与えていて,人工石油を作るのに相当のエネルギーがいる
  • 反応(III)は適切な触媒があれば進む可能性があるが,現在は開発競争の途上
  • 論文中の反応式の連鎖で物質の収支が合わないように見える

COとH2による炭化水素合成の触媒を開発を試みた最近の論文から

Ce Du, Peng Lu, and Noritatsu Tsubak, https://doi.org/10.1021/acsomega.9b03577

最大の問題は反応全体のエネルギー収支が赤字ということ

石油が燃えて二酸化炭素と水を作るときに発生するエネルギーは 二酸化炭素と水から石油と酸素を作る反応に必要なエネルギーに等しい(エネルギー保存の法則)

反応の効率は100%ではない。

加えてUVランプ,ポンプなどの消費電力が必要になる。

今中氏は,基本的な化学の立場からすると,ありえないことを実現したと主張している

微生物が炭化水素を生成するときには,元は太陽光のエネルギーによる生産物を利用していることを忘れてはいけない。

話題になった日本化学会の短報誌 Chemistry Letters の論文

“An efficient way of producing fuel hydrocarbon from CO2 and activated water” Tadayuki Imanaka, and Tadashi Takemoto, Chemistry Letters, 2015

「二酸化炭素と活性水から燃料炭化水素を合成する効率的な方法」 今中 忠行,竹本 正: 2015/08/20受理

論文は取り下げられていた

同様の内容と思われる論文が今中氏の会社のサイトに

“Chemical Synthesis of Fuel Hydrocarbon from CO2 and Activated Water, and Purification of Commercial Light Oil for Dream Oil” Tadayuki Imanaka, and Tadashi Takemoto, "Edelweiss Chemical Science Journal" vol.2(1). Sept 26, 2019
「ドリームオイルに向けた二酸化炭素と活性化水からの燃料炭 化水素の合成と光精製」今中忠行,竹本 正:2019/09/26 受理

この論文の出版社のサイトのアクセスは停止しており,いわゆるハゲタカジャーナルと思われる。

ハゲタカジャーナルとは(慶應義塾大学メディアセンター)

オープンアクセスの出版モデルを悪用して、著者から論文投稿料を得ることを目的とし、適切な査読を行わない粗悪な学術誌のことです。

ハゲタカジャーナルに投稿した場合、研究者はもちろん所属するコミュニティの研究業績評価を著しく 貶めることにつながります。

経過をふりかえる

  • 2015/01/15頃 : 今中忠行教授,立命館大学の最終講義で「常温常圧下での石油の簡単な合成」について語る(聴講した人のツイッター情報)
  • 2015/08/20 : 日本化学会の短報誌で論文受理
  • 2016/12/16 : 上記論文を撤回
  • 2018/06/26 : 株式会社アイティー技研設立
  • 2019/09/25 : Edelweiss Chemical Science Journal誌(ハゲタカ?)で論文受理→IT技研サイトで公開
  • 2023/01/10 : 大阪市等による人工石油製造の実証実験

今中忠行氏は,微生物学においては多大な功績をもつ科学者である。しかし, 少なくとも合成化学と物理学(熱力学)に関する知識は不足しているように見える。

問題はどこから?

今中氏の振る舞いは重要

実現性のきわめて怪しい人工石油製造装置の開発と販売に,どうして善意に溢れた一人の科学者が退職後の エネルギーをつぎ込むことになったのか。その背景は・・・

  • 科学者として: 微生物による炭化水素生成を発見(科学的な価値は大きい)
  • 社会問題をまじめに考える人として: 専門的な知見を人工石油の製造に活かすことを発想
  • 炭化水素合成の先行研究に学ぶことなく,生物の真似(Bio-mimicry)を試みた
    • 研究結果を見る目にバイアスが掛かった論文を発表→
    • 論文は受理・刊行までいったが,取り下げた(経緯は不明)

その後は

  • しかし,信念は揺るがなかった→
    • 取り下げた内容でハゲタカジャーナルに掲載
    • 会社を設立して,装置の開発と社会実装を呼びかけ
  • アイディアを買う業者が現れる
  • 自治体に売り込んで実証実験へ
  • テレビ局が飛びついて大々的に放送。話題に
  • 大阪市による実証実験の報告はなされていない(今年10月現在)

考えておきたいこと

今年はじめに行われた大阪市の実証実験について,ネット上での議論をみると,今中忠行氏が微生物学における 研究ですぐれた業績を挙げていることを知っている人が,「あの先生がいうことだから」と疑問を抑えたり, 業者や自治体の見識のなさに問題の原因を帰する傾向がある。

私たちのうちにある社会階層へのバイアスを意識してほしい。

エピローグ―水から石油を作る詐欺は昔から

1938〜1939年,日本化学産業研究所の技師長 本多維富が発明した方法に基づいて, 海軍,化学工業の関係者の立会のもとに,水からのガソリン製造実験が行われた。 結果は当然失敗。その後,再実験が行われて「水から作ったガソリン」が燃えるところまで いったが,すり替えが行われていることが判明。本多は裁判にかけられたが無罪。戦後も「水からガソリン」を 石油会社に売り込んでいた(山本一生『水を石油に変える人』文藝春秋社, 2017)

東大を飛び出した21歳が温暖化を止める🥶

空気中のCO2を集めて地球温暖化の解決に貢献できる「ひやっしー」発売中

開発者の村木風海氏について(プロフィールから)

  • 2000年8月生まれ
  • 小学4年ごろから地球温暖化を止めるための発明他の研究
  • 2017年 10月 :総務省の「異能 vation 破壊的な挑戦部門」に採択
    タイトルは 「温暖化対策を身近に ― CO2直接空気回収マシーン CARS-α」 →のちに「ひやっしー」として商品化
  • 2020年4月 : 炭素回収技術研究機構(CRRA)設立
  • 2021年4月 : 東京大学工学部 化学生命工学科入学 (研究実績により推薦入試合格)
  • 2021年7月: 内閣府「ムーンショットアンバサダー」 委嘱
  • 2023年3月 : 東京大学中退
  • 2023年6月 : 文科省「核融合の挑戦的な研究の支援の在り方に関する検討会」委員に任命

児戯に等しい「ひやっしー」

特許図面から 左:ひやっしー外観 右:CO2の処理の流れ

ひやっしーの原理

  • 食塩水を電気分解して水酸化ナトリウム(NaOH)と塩素と水素を作る
  • 外の空気を吸い込んで,中のCO2をNaOHと反応させて炭酸塩に
  • 炭酸塩,塩酸,次亜塩素酸等の混合物!をカートリッジで回収
  • 回収したCO2は,石油代替燃料を作る研究に用いる

無理がありすぎる
  • 化学反応の部分はいろいろとおかしい
  • 電力消費によるCO2排出は装置による吸収を上回る: ソーラーパネルをオプションで付ければ解決!!??
  • カートリッジのCO2回収のエネルギー消費が計算に入っていない

なにが・だれが こんなことにしたのか?

異能 vationプログラムとはなにか

東大の推薦合格に大きく寄与したであろう受賞。その賞はどんなものか

総務省ページから

InnoUvatorsとは、既存の常識にとらわれず、独創的ことを考え、実行することで、 「なにもないゼロのところから、イチを生む」者です。また、失敗を恐れない果敢な挑戦をし続ける人でもあります。

人類史上、既存の枠にとらわれない破壊的なイノベーションを起こしてきたのは、こうした奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する「へんな人」でした。異能vation プログラムは、こうした人たちがのびやかに活躍することが日本の新たな未来を創る、と信じて取り組んでいるものです。

科学技術史においては,深い学びもなく,先人の到達点を引き継ぐこともなく革新的な進歩を 産み出した事例はほとんどない。現代においては,そのことはさらに顕著になっている。

まやかしの商品の氾濫

資源・環境問題に対する国民の意識の高まりから出てくるこまったものたち

  • ひやっしーのように温暖化対策に有効と称する商品の出現
  • ニセSDGs活動への投資を誘う企業の出現
  • お墨付きを与える学者,行政
  • コロナ禍の中では,医学的・科学的な知見を無視した商品が出回ったことも

国の科学技術のありかたとして

総務省の文中の 「異能」 「既存の枠にとらわれない」 「独創的」 「破壊的」 「奇想天外」[アンビシャス] 「へんな人」 「ゼロからイチを生む」 から発散されるのは,俗流の天才観ともいうべきもの

そこからは真のイノベーションは生まれてこない

科学技術予算の配分において現在進行中の「選択と集中」と全体の減額の流れとあいまって, この方向性には危機感を感じる

消費される「天才」

ひやっしーはおそらく売れない

村木氏が異能の人としてもてはやされている状況も続かないだろう

そして次の「へんな」人と使えない商品が出てくるかも。 科学性と人間性の両方からこの騒動を見ておきたい。

「尿一滴でがんがわかる」? ― 線虫がん検査の問題点
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2023年10月13日の毎日新聞から

線虫がん検査、学会チームが実態調査 年内にも精度を検証

体長約1ミリの「線虫」を使って人の尿からがんの有無を調べる検査法の精度を検証するため、日本核医学会PET核医学分科会のワーキンググループなどのチームが、実態調査を始めた。学会関係者が12日、明らかにした。陽電子放射断層撮影(PET)検査を提供する全国の医療機関を対象にアンケートし、年内にも結果を取りまとめることを目指す。
 線虫を使った検査はベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」(東京)が開発した「N―NOSE」。同社はPET検査には線虫検査の精度を検証する能力はない上、アンケートは主観的な偏りが入りやすい手法だなどとして「信頼のおける検証にはなり得ない」と指摘。「(会社として)科学的検証を検討している段階だ」とコメントした。

線虫がん検査(N-NOSE)とは

2016年に設立されたH社の広津代表によれば、線虫はがん患者の尿の匂いを好み、そちらへ向かう。一方、健常者の尿の匂いは嫌うため、線虫の動く方向で、がんのリスク判定ができるという。

検査キット「N-NOSE」を使えば、胃がん、大腸がんなどの五大がんに加え、肝がん、前立腺がんなど、全15種類のがんが判定できる。さらに、“沈黙の臓器”とも呼ばれ、早期発見が難しい膵がんも特定できるようになる。

スクリーニング検査における感度と特異度

  • ある年齢層など全員に対して行うタイプの検査をスクリーニングという(肺がん,胃がん,大腸がんなど)
  • がんをもっている人が陽性と診断される割合=検査の《感度》
  • 健常な人が陰性と診断される割合=検査の《特異度》

1万人の受診者を想定しよう。この集団の1%の人ががんにかかっているとする(有病率1%)。 また感度は95%,特異度は90%としよう。

  • がんにかかっている人は100人。そのうち95人はがんと診断(真の陰性)
  • がんにかかっている人は100人。そのうち5人は健常と診断(偽陰性)
  • 健常な人は9900人。そのうち8910人は健常と診断(真の陰性)
  • 健常な人は9900人。そのうち990人はがんと診断(偽陽性)

ある人ががんと診断された。本当にがんである確率は?

95/(95+990) = 0.088 : 8.8% しかない!

N-NOSEは自覚症状がない人を対象にするスクリーニング検査であり, 結果の評価はむつかしい。

N-NOSEで会社が公表しているのは感度86%, 特異度 90.8% : しかしこの数字は 母集団に問題があり,妥当と言えない(毎日医療プレミア 2023/04/30)。

(H社ページより)N-NOSEは、これまでの臨床研究をもとに、 検査時のがんのリスクを評価するもので、がんを診断する検査ではありません。

N-NOSEで陽性だった人は

3つの医療機関での結果(6月24日 日本がん検診・診断学会総会)

  • A病院 : N-NOSE 陽性の人 14人 → がんと診断 0 人
  • B病院 : N-NOSE 陽性の人 28人 → がんと診断 0 人
  • C画像診断クリニック : N-NOSE 陽性の人 333 人 → がんと診断 8 人

ほぼ全員が擬陽性だった!(十分に起こりうる話)

実際のがん患者に N-NOSE を受けさせた

  • A病院 : がん患者 10人 → N-NOSE で全員陰性

本当はがんなのに陰性という結果はきわめてこわい。

N-NOSE で陰性だったからと内視鏡検査をやらなかったケースが起きている。

薬機法との関連でやっかいなことが

N-NOSE は薬機法に基づく承認を受けた医療機器ではない。

→「がんリスクが高い」という判定結果でもそれを理由に 医療機関で精密検査を受ける際は保険適用にならず,全額自己負担

NewsPics報道の動画

現在の状況を知るにはこの動画

https://youtu.be/BdvISQJczUs

HIROTSU は NewsPics を名誉毀損等で訴え 2023.09.29

株式会社HIROTSUバイオサイエンスは、株式会社ユーザベースの運営する「NewsPicks」において当社に係る一連の記事が事実誤認に基づく記事であり、当社の名誉を毀損するものであったことから、ユーザベースや「NewsPicks」記者及び当社元従業員等を被告とする民事訴訟に先んじて、本日、仮処分命令申立書を東京地方裁判所に提出いたしました。

まとめ

今回取り上げた3つの問題は,それぞれ異なった様相をもっていると同時に, いずれも現代社会の歪みを反映したものになっています。

水とCO2から人工石油を作る話は,学者の権威性と昨今の資源エネルギー問題 がからみあい,自治体やメディアも巻き込んだ騒動の体をなしています。今後 似たような事件が起きていくことを警戒したいところです。

ひやっしーの件は,科学技術の正常なイノベーションから完全に逸脱して 大はしゃぎしてしまった人々が作り出した滑稽な,しかし深刻な 問題を提示していて,科学的思考の衰退ともいうべきものが見えてしまいます。

線虫がん検査の件は,非常に深刻です。消費者問題と医療問題の難題を われわれは突き付けられているかのようです。事態はまだ流動していますが, 意識しないまま生命の危機にさらされる被害者が出てくる可能性さえあります。

🕴 お付き合いいただきありがとうございました 🕴