コンピュータを使ったシミュレーションできわめて強力な役割を果たすものに ランダムさを用いたものがあり,モンテカルロシミュレーションと総称されています。 その応用は積分の計算のような数学的な目的から自然現象や社 会現象にまで広範な世界を作っています。ここでは,そのほんのさわりを 眺めてみることにしましょう。
2,3,6 4,6,7 7,3,3 6,3,4,8このとき,次のようにプログラムを走らせると,
./mkfreqtbl1.rb sample1.dat下のような度数分布データが出力されます.
2 1 3 4 4 2 5 0 6 3 7 2この出力を適当なファイル(ここでは sample1.freqとします)にリダイレクトして, GNUPLOT で処理すればヒストグラムを描画できます. GNUPLOT での描画コマンドは次のようにするとヒストグラムになります.
plot "sample1.freq" with boxes
./mkfreqtbl2.rb sample2.datすると,このプログラムはいったんすべての数値を読み込んで最大最小を求めて,さらに 入力を求めてきます.次はその一例です.
Data: Min = 30.5, Max = 80.9 Input: left_end right_end n_div [output_file]データの最小値と最大値が表示されるので,度数分布を作る範囲と,分割の数を 入力します.最後のファイル名[output_file] は指定しなくても構いません.指定すると,出力先ファイルはそれになります. 出力先ファイルが指定されなかった場合,データファイルの拡張子を ".freq" にしたファイル名になります.
Input: 25 85 20すると,プログラムは指定された区分に従ってデータを区分けして, 度数分布を生成します.出力されるファイル名は sample2.freq です.このファイルも GNUPLOTで直ちにヒストグラムを得ることができます..